名古屋市南区本地・星宮祭〜組

かつて三之丸天王祭の見舞車としての由緒を持つ新道の「湯取車」(安政元年建造)が戦災で焼失しました.
その湯取車の車輪が残されていたことから、西区浅間町の「冨士浅間神社」の祭礼車として、昭和37年(1962)に新造されたのがこの雷車です.
山車はかつて東照宮祭に曳かれていた雷電車(戦災で焼失)を模して造られ、上山には馬に跨る雷神の人形を乗せ屋根はありません.前山は幣を持った神主です.
ここ数年は都市化が進み関係者の高齢化も手伝って人手が足らず浅間神社の祭礼にも曳くこともなくなり、平成10年にここ本地に寄贈されることになったものです.
この山車は,星宮社の神事とは別に「本地祭りを盛り上げる女性の会」の女性を中心に運行しております.
※ここ数年は当本地でも曳くことはなくなり、祭礼では星宮社近くの民家に据え置かれたままでしたが、平成19年、名古屋市博物館に保管されることになりました.

湯取車の車輪
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