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出来町天王祭〜古出来町・王羲之車 |
王羲之車は,寛保年間に建造された山車(若宮八幡社の祭車か)を,文化2年(1805)に東之切が譲り受けたと伝えられます. しかし,惜しくも戦災で多くの資料とともに山車が焼失したため,現在の山車は,昭和23年頃から山車・からくりともに新たに再建されたものです. 特筆すべきは,それが町内の人々による手作りで復興したことで,古出来町の人々の熱意には感動せざるを得ません. 天保年間から伝わる,「祭囃子」は名古屋市無形民族文化財に指定されています. なお,愛知郡長久手町前熊の山車と名古屋市守山区大森の山車には,東之切(古出来町)から購入したとの伝承が残されています.確実な事はわかっていませんが,もしそうであれば,先々代の山車と言うことになります. |
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水引幕 「麒麟・鳳凰・亀・龍・虎の刺繍」 |
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夜の替幕は黒地に注連縄. | ||
平成13年の祭礼には、新装なった王羲之車が登場しました.屋根を始め旧来の書体で「古出来町」と書かれた大幕、車輪、軸、提灯など一新されました. |
輪懸けの上には旧車と同様手摺りがつけられています. また、高欄支輪部には龍の彫刻が見られます. |
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