尾張の山車まつりへ [三河の山車館][豊田市足助]

豊田市足助まつり  

07/01/10

中馬街道(飯田街道)の宿場町として栄えた足助の八幡宮の秋まつりです.
足助八幡宮の創建は古く白鳳3年と伝えられ、
足助庄周辺50ヶ村の信仰を集めてきた神社です.
かつては近郷から飾り馬、棒の手、鉄砲隊などの警護が繰り出した5日間にわたる盛大な祭礼だったようです.
現在は土曜日を山揃え、日曜日を本楽祭とした2日間に西町、新町、本町、田町の4輌の山車が曳き出されます.

足助型山車の特徴
足助の山車は他に類例がなく当地の4輌のみの型式で、上山は6本柱によって外陣と内陣に別れています.
元々は挙母の山車のように内陣には絵襖で囲んでいたようですが現在は取り払われています.内陣には本町の山車を除いた3輌に「仏壇」と呼ばれる唐破風屋根の厨子形の飾りと扁額が取り付けられています.
また外観で特徴的なのは山車前面の出役棚(舞台)で、かつてはこの舞台で狂言や芝居が演じられたといいます.
この出役棚には3〜4人の若者が乗り、山車の曳行中に踊り掛け声で囃します.

西町 新町

本町 田町


町々の民家には門口に提灯と幕が張られている

鉄砲隊、火縄銃です.

新町の上山
 

本町の上山
仏壇(内部の唐破風)がない.

本町

西町


参考資料
「足助の山車」足助町教育委員会発行
Copyright(c) 1998-2007 nova OwarinoDashimatsuri All right reserved
尾張の山車まつりへ 先ほどのページに戻ります [三河の山車館]−[豊田市足助]