横須賀まつり〜松と竹と注連縄

09-07-18更新

横須賀まつりで竹には二つの用途があります.一つは若屋に立てて目印にします.この竹は10m程度の長いものを使用します.
祝儀笹は祝儀をいただいた人の名前と金額を記した海老紙を竹にくくりつけたもので、本楽日に山車の左後方に固定します.(大門組は試楽・本楽の両日に)
これらの竹は試楽の早朝、各組の若衆が近隣の竹林から切り出してくることになっています.これを「竹切り」と称し重要な行事の一つになっています.
松は神の依り代といわれ崇められます.尾張古式の祭礼で出された大山は全長20m以上もあったそうで、その先端に松を飾ったのも神の依り代だからでしょう.
横須賀で山車に松を飾るのは本町組と公通組八公車、大門組の3輛の山車です.からくり人形とも関連があるようで、楓の木に倒立するからくりの北町組には松を飾りません.
横須賀の山車の後部、出入口の跳格子には注連縄(しめなわ)を張ります.東海市大田まつりでも同様に注連縄を張ります.


竹切りの様子