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南知多町大井地区祭礼  

00.12.8追加


3回の譲渡により4地区を渡り歩いた山車
 かつて大井には北組(浜組)と南組の山車がありましたが,現在では浜組の山車1台が残されています.
 この山車は,天保9年(1838)に萩村(現在の阿久比町萩)で「大山車」として建造されたものです.明治45年,現大山車の建造の際に請負代金の一部として江原新助に引き取られました.
 手を加えられた山車は,大正4年岩滑新田「平井組」に売却されました.
 さらに,その後短期間に譲渡を繰り返され,大正9年に下半田東組を経て,大正13年当地に譲渡されております.
 山車の形態はやや小型で古い形式の知多型です.全体に漆が塗られ,彫刻には金箔に緑赤青の彩色が見られます.
 
山車彫刻詳細1



水引幕は「巴紋」


参考資料:南知多町史,他

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