[知多の山車館]−[大府市横根]

知多の山車館〜大府市横根神社祭礼

	大府市には旧横根村の藤井神社に３台，旧北尾村山之神社に１台，計４台の山車があります．明治の頃には北尾の山車も藤井神社に曳き出し４台の山車が揃ったといわれています． この大府は知多半島の付け根に位置し，特に横根地区は知立・刈谷の三河にごく近い地理条件で、山車の形態も知多型よりも三河系のの山車の特徴を色濃く感じる事が出来ます．

北組（石丸組）	中組（中村組）	南組（寺田組）

梶棒 一般的な名古屋型や知多型と異なり，前方を台輪のほぞの間で固定し、後方斜めに梶棒を取り付けられています．この後梶式の梶棒は挙母や刈谷・知立等で見られる特徴です．
山車は基本的に漆塗りで彫刻など各部は箔押しですが、中組の壇箱と脇障子、南組の壇箱は素木の彫刻で飾られています．
山車後部まで大幕が回り込んでいて，大幕は左右２枚に分割されています． また，後部中央にも柱があるのは、知多型には見られない構造です．

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