10-01-22更新

常滑市小倉地区祭礼

大野町の東、名鉄常滑線の陸橋を越えたところに小倉天神社があります.古くは「社串」又は「三狐神」と書き「オシャグシサン」と呼ばれていたこの天神社の祭礼に、名古屋型の山車1輛が曳き出されます.

昭和33年(1958)以降曳き廻しが中止されていましたが、平成3年(1991)に山車を修理して復活し、『みんなで祭りを盛り上げよう』をテーマに地区内を曳き廻されています.

「小倉車」と名付けられた山車は、天保年間以前に名古屋から購入したといわれます.
その履歴など詳しくはわかっていませんが、現存する道具箱などに天保15年(1844)の墨書があり、山車祭りがその当時から行われていたことが推定されます.

名古屋型の大半の山車で見られるからくり人形が載せられていないのは、かつて人形を飾ると雨が降るので、いつの頃からか飾らなくなり人形は売却されたと伝えられます.

祭りは土曜日夜に提灯を飾った宵祭りと、翌日曜日に小倉地区内を山車が曳き廻されます.

■祭礼日
4月下旬の土・日曜日
■交通
名鉄常滑線大野町駅下車 ・臨時駐車場なし
■見所
町内曳き廻し

前棚に御幣と扁額

大幕の刺繍「狐塚」
参考資料: