常滑市西之口祭り〜西寶車〜からくり人形

西寶車のからくり人形は、平成10年に復活したもので、古老の言い伝えを元に制作されたものです.
采振人形1体、2体の唐子人形と大将人形の4体からなり、小唐子の背中から出てきた板に大唐子が墨を付けた筆でめでたい文字を書き、さらに恵比須が鯛を釣り上げるというからくりです.
 この文字書き人形2体は平成10年、大将座の恵比寿人形は平成11年に、横井誠氏により制作されました.

■分類
文字書き
■作者
横井誠
■制作年
平成10〜11年(1998〜1999)、采振人形は江戸時代後期

采振人形

目にギヤマン(ガラス)が使われた唐子の采振り人形です.
作者は不明ですが、江戸時代後期の文化年間から弘化年間の作といわれ、 明治25(1893)に常滑市小倉より購入と伝えられます.

文字書きのからくり

からくりでは「寿」や「宝」など縁起の良い文字を書きます.

大将人形「恵比須」

唐子人形が文字を書き上げた後に、鯛を釣り上げます.