常滑市西之口祭り〜雷神車〜古文書

雷神車が名古屋広井村中之切の所有した山車であったことは、天井板等の部材裏に書かれた墨書でわかりました.


天井板の裏側

『中之切天井板』

浜板裏に書かれた
『天保十三 壬寅 六月 』

『なやうら中ノ切若キ連中』
※上記4枚の写真は平成19年の解体修理時に撮影

「中之切」の文字

「龍神車諸事扣帳」
当初は『神車』ではなく『神車』と呼ばれていたようです.

からくり人形は「麾振童子」「黄石公」「張良」「龍神」四体.で黄石公を大将人形とする『張良と黄石公』のからくりだったようです.

現在黄石公の人形は伝えられておらず、大将人形は天照大神です.

水引幕と人形の衣装が破れ見苦しいので、評議決定して名古屋茶屋町伊藤呉服店にて新調.

(これが現在の幕です)
画像提供:永田哲也氏(平成4年4月11日撮影分)