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知多市北粕谷地区〜山車彫刻2
「巻龍」
六代目彫長こと早瀬長兵衛吉政得意の「巻龍」で,前山四本柱に絡む一対の龍です.
脇障子
「獅子の谷落とし」
獅子は、子を生むとその子を深い谷へ投げ落とし、生き残ったものだけを育てるといわれる伝説を表現したものです
現亀崎東組「宮本車」の脇障子にも,同様な題材が彫られています.
四本柱や高欄など山車の各部は螺鈿で仕上げられており,彫刻はすべて箔押しされています.
螺鈿とは
漆芸の技法のひとつで、夜光貝やあわびなどで,真珠光を放つ貝殻を細かく切り,漆面に貼りつけた豪華なものです.中国唐代に考案され,日本には奈良時代に伝えられました.
木地面がそのまま(白木)の近世知多型以前の山車には多く見られます.(亀崎旧車の現・
鶴ヶ崎「玉車」
,
大浜の山車
,
乙川南山「八幡車」
など.)
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