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阿久比町〜萩・大山車〜坂下ろし

坂下ろしは，大山祇神社境内から真っ直ぐの坂を（距離は決して長くありませんが，角度が急です．３０度くらいでしょうか）下ると同時に左へ直角に梶を切り，その後今度は逆に右にカーブするまで一気に駆け下りるものです． 　萩の人たちは「昔はこんなものじゃなかった」と云いますが，現在でも十分スリルと興奮を与えてくれます．
		ここで左へ直角に曲がります． 山車は勢いがついていますから，ここで９０度ターンが出来ないと崖下に直行となってしまいます．

この写真は昭和６１年の模様です． 現在の写真と比較するとわかりますが，ガードレールがまだありません．溝にも蓋がなく道路幅も１ｍほど狭かったとのこと．舗装もなかったですから，砂煙を上げて迫力満点ですね． この写真は「萩の老人憩いの家」に飾られていたパネルをご厚意で複写させていただきました．

直角に曲がった後も坂は続きますが，山車はなおも速度を保ったまま． ここは，昔の写真に比べやや広くなっているところでしょうか．
やがて先程とは逆カーブに差しかかります．
そのまま進んだ山車は，再び狭くなった坂を，右に弧を描きながら進み，ここでやっと停止します． 坂下ろし開始から，一気にここまで走りますが，一体何秒間くらいだったのでしょうか，あっという間の気がします． 思わず拍手をしてしまう．．．．

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