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東大高祭礼〜知里付車

知里付車の建造に関しては明らかではありませんが.水引幕の裏に天保6年(1834)の墨書が残されており,天保年間以前の建造と推定されます.山車の形態から見て,寛政末から享和・文化の初年の頃の建造の可能性が高いと思われます.幕末に半田岩滑義烈組から譲渡された,又は天保10年常滑大谷から譲渡されたという二通りの伝承が残されています.
山車は知多型の古い形態をよく残しており,台輪は小さくて低く,先端は木鼻に加工されています.壇箱は格狭間に獅子の彫刻が入り,小さめの脇障子「張羽と黄石公」が彫られています.また山車全体が漆塗りで彩色されているのが特徴です.
平成元年に塗り直しなど改修が行われました.
山車彫刻

水引幕

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