壇箱
唐子遊びと鶏より
立川和四郎富昌
弘化3年

 この壇箱の「唐子遊びと鶏」と脇障子「蟇仙人,鉄拐仙人」は,弘化3年に上半田北組の依頼によって彫られたもので,大正11年山車と共に東組(当時は東馬場)に譲られました.
 唐子は立川が得意としている題材の一つで,下半田唐子車が赤ん坊,大谷蓬莱車が犬を抱いているのに対し,旭車では鶏を配しています.