壇箱
「
馬師皇と龍
」
より
立川和四郎富昌
文政年間
馬師皇(羅真仙人)は,中国黄帝の頃の馬医者で,医術にすぐれ治療すればたちどころにどんな病気もすべて治ったといいます.
あるとき,天から降りてきた龍の病気を治してやってから,龍は幾度も治療にやってきました.
その後、馬師皇はこの龍の背に乗り天高く空の彼方に姿を消してしまったとか.