| [尾張の山車まつり]−[祭吉の山車祭講座]−[垂木] |

![]()
さて、山車では名古屋型では上山、知多型では前山、上山に夫々見られますが、唐破風という湾曲した屋根の構造上、下に垂れているというより、真横に突き出た感じがします。当然、垂木の形も唐破風の曲線に合った構造です。 山車の垂木は屋根を構成する構造材としての役目もありますが、山車ということで装飾的面もあり、非常に細かく並べられています。こうした垂木を特に繁垂木「しげたるき」といいます。また、装飾的面から化粧垂木「けしょうたるき」ともいいます。古く、簡素な造りで天井がないような山車では全て、こうした垂木で構成されていましたが、現在のように天井が付けられ、重厚な屋根となった山車では、見える部分に細かな垂木が使われていますが、見えない部分、天井の上の方は装飾的な面を持たない太い構造材で作られています。 |
|||||||
|
|||||||
![]()
| [尾張の山車まつり]−[祭吉の山車祭講座]−[垂木] |