No.2a
02-01-16追加


前方確認
場所:・・・


 山車の屋根に乗った若衆たち.夕闇迫る街に張り巡らされた電線を,くぐったり跨いだり,まことに見事でした
これをぼ〜っと見ていたnovaさん何を思ったのか
『信号機,信号機っ!」
空を見やって『オートだと露出は超アンダー!』
『だったら露出補正
(注:下参照)は+0.7か?...いやもう地上は薄暗いから+1補正!』
と,ボソボソつぶやきながら,素早くカメラの露出を補正しています.


novaのデジカメ・ワンポイントレッスン〜露出補正編
 デジカメで(普通のカメラやビデオも同じですが)写真を撮ったら真っ黒だったという経験はありませんか?
 例えば右の写真のように.
これは、カメラの自動露出がバックの明るさに惑わされ、「
ん、これは明るいなトコロだな」と勝手に思いこんでしまうのが原因です.逆光で人物を撮ると顔が真っ黒になるのと同じ現象ですね
 右の例では、後ろに見えるビルや空が明るいので、日陰の山車が真っ黒になってしまった訳です.
 では、こんな時にはどうすれば良いか?
デジカメの説明書をご覧になって下さい.大抵のデジカメには
露出補正とか露光補正という機能がついています.
 これは簡単にいいますと、写真を明るくしたり暗くしたり出来る機能です.+側にすれば明るく、−側にすれば暗く写ります.「+0.5」とか「+1」というのはその度合いです.デジカメはその場で効果を確認出来ますから、数値は色々試してみることをおすすめします.
 で、その下の写真が露出補正した作例です.このように山車が鮮やかに表現出来るでしょう.でもその代わりというか、後ろのビルは見えなくなり、青空も色が消えてしまいましたね.
 そうなんです.露出補正は魔術じゃないのでビルも山車もキレイに撮ろうと思っても無理です.(デイライトシンクロといってストロボを使う方法はありますが、ここではビギナーを想定していますので、割愛です)
 まあ、普通の人は山車が写ればいいと思いますが.....
今回の今週のアングルのように「曇り空」「薄暮」で空が画面に入りますと、大抵主題は真っ黒になります(デジカメは特に顕著です).こんな時は露出補正!覚えて損はないですよ.
 山車だけではなくて、例えば彼女を撮るときほんのちょっとだけ露出補正を+にすると、ほ〜ら色白の美人.......(^_^;)

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