06-11-29

 常滑市大野高須賀町「唐子車」雨覆
 唐子車の山車蔵から発見された雨覆を山車に組み付けたときの様子です.
雨覆は安政5年と墨書された木箱に保管されており、油障子の貼り替えを行えば使用可能の状態でした.
来春の祭礼時に披露するとのことで、この雨覆を装着して曳かれるとても珍しい唐子車が見られそうです.
お楽しみに.


若宮祭礼図絵巻より
雨覆とは主に名古屋型の山車に使用する雨具で、いわば山車の傘のようなものでしょうか.名古屋城下の古い祭礼絵図には大抵山車の後ろに「雨覆」と書かれた箱を担う姿が描かれています.
昔は多くの山車に備わっていたようで、今も山車蔵の奥に保管されているところもありますが、現在ではビニールのカッパを使用するためにその姿を見ることはありません




画像提供:Boon氏、鶴松氏


これは名古屋若宮八幡の「福禄寿車の雨覆」

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