05-10-30

 山車模型
それは幾多の偶然と運命の悪戯だろうか、積年の埃にまみれた山車は再び陽光を浴びたのだった.
赤幕は鼠に囓られたのだろうかちぎれている.黒松を輪切にした車輪も割れてしまっているが『明治四〇年四月吉日・・・製作』と『昭和三十九年九月吉日・・・修理』と書かれた二枚の木札がその歴史を物語る.

山車の形態から東照宮祭や若宮祭の山車ではなく天王見舞車だろうか.
推定で1/5〜1/6くらいだろうか堂々としたサイズだ.

幕を外したところ.

道路が坂になっているように見えるがそうではなく、模型が傾いているのだ.
真っ直ぐ撮ろうと思ってカメラを少し斜めに構えて撮ったのだが、不思議な写真になった.
柱は垂直なのに台輪(土台)が...

からくり人形は蓮台から木に倒立して
太鼓を叩くのだろうか.
頭は雛人形の流用らしく、可動もしな
いが、唐子の衣装など雰囲気はよく
出ている.
輪懸は非常に細かく再現されている.金具や文庫のフタの取っ手まで再現されている.



Copyright(c) 1998-2008 nova OwarinoDashimatsuri All right reserved
尾張の山車まつりトップページへ 先ほどのページに戻ります [張州雑記]−[山車模型]