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美濃祭り〜舟山車  

この舟山車(ふなやま)は名古屋若宮八幡の祭礼に曳かれていた山車で,名古屋末広町が延宝2年(1674)建造した「黒船車」と呼ばれた船型の名物祭車です.
末広町で黒船車を新しくするにあたり,明和9年(1772)この旧黒船車が売物に出たことから相生町が5両で買受けました.翌年黒船車は解体して船で上有知湊へ運ばれ,改造費用金71両1分と銀9匁7分1厘をもって安永元年(1722)の祭礼から登場しました.
その後,享保年間と天保年間には大改修が行われており,明治31年(1898)人形や幕の新調とともに大改修が行われ現在の姿になっています.
(名古屋末広町の新黒船車は昭和20年戦災で消失)

神功皇后と竹内宿弥 玉屋庄兵衛作

幕は山本梅逸の下絵による「波涛図の刺繍」

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