[尾張の山車館][牛立天王祭]

牛立天王祭〜牛頭天王車

平成10年7月26日に行われた祭りのもようです.


牛立天王祭りは,名古屋市中川区牛立町にある牛立天王社の祭礼で,この界隈は現在では住宅街になっていますが,かつては名古屋の城下町を取り巻く農村の一つでした.今でこそ農家もなくなってますが町の所々にその名残がみられます.
そのような,純農村だったここに伝わるのが,この牛頭天王車です.
名前を「牛頭天王車」といい,天保7年(1836)頃の建造と思われ,慶応元年(1865)に現在の北区清水2丁目にある八王子神社の山車を譲り受けたものです.
出高欄になっていて,漆塗りの高欄下には,金箔押しでイチョウが,かたどられています.
(イチョウの葉は旧所有の八王子天王社の紋所です)
龍紋の水引
山車前部の様子
山車の下山から上部を覗く

からくりの糸が見える.
上屋根の昇降装置

上部に見えるのがセリアゲ車.綱を引っ張ることににより軽い力で上屋根を上げ下げすることが出来る.


祭りの模様 からくり人形もご覧下さい


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