名古屋市中川区戸田祭〜五之割

 白木造りの山車で、高欄は龍の彫刻.水引幕は菊と桐紋の刺繍です.制作年代については記録が残されていませんが、他の割と同じ頃の寛政8年と推定されます.
昭和34年の伊勢湾台風で被害を受けた各山車のなかで、いち早く復活を遂げたのがこの五之割の山車でした.

からくり人形は、采振り人形と、天井に取り付けられた四本の綾棒を渡り巻物を引きだす「綾渡り人形」です.

作者は一之割・四之割の資料によって同じく鬼頭二三と推定されています.



からくり人形

[前のページに戻る]