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岡崎(能見)神明宮大祭
06/12/31
通称「神明さん」として知られる,能見の神明宮の例祭です.8台の山車がお囃子に合わせ,所々で子供達の踊りを披露しながら町内を曳き廻されます. 神明宮の祭礼に山車が出るようになったのは18世紀中頃といわれ,その後,戦時色が色濃くなった昭和11年以降には山車の曳き廻しは中止されました. 復活したのは昭和27年からで,現在でも行政の援助によらず,氏子相互の努力で祭りを運営しているのが自慢です. 山車は単層の囃子屋台ですが,かつては二層の山車だったようです.各所に電線が引かれるようになって,曳き廻しに支障をきたすため,単層に改造された山車や戦後新たに建造された山車などバラエティに富んだ山車を見ることが出来ます. |
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山車の特徴 山車は,この地方の東海道沿道に多く見られる囃子屋台で,2本の楫棒と添え棒は後部のみに見られます.前面に舞台を備えており,女児の踊りを随時披露します.この舞台は曳き廻し時には山車の車体下に収納する構造になっています. 車輪は輪切材,ゴムタイヤ,鉄製などで,梶あり,梶無し,ハンドル(自動車用)付きなど改造度合いによって変化に富んでいます. |
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花笠梵天 傘鉾とも言い,大きな傘の骨に桜の花びらを付けたものです.下部に行灯を取り付けます |
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神明宮境内には8棟の山車小屋が並んでおり,昔はここで芝居が行われていたそうです.現在も趣向を凝らした催しが行われています. | |||
境内では,野点や歴代の祭礼ポスター,神明宮大祭の写真展などが行われています. | |||
この日のために一生懸命練習し,髪を結ってお化粧,美しい着物を着ての晴れ姿です. |
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氏子町内の境に 立てられた提灯 |
参考資料:岡崎市史 神明宮大祭ハンドブック他 |
取材協力:神明宮,谷澤幸次様 |
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