10-01-22更新

半田市岩滑新田地区〜平井組「神明車」

山車祭りは大正4年(1915)に阿久比横松の大工江原新助から中古の山車を大幕・水引幕とともに180円で購入したことから始まります.同時期に山車囃子は岩滑義烈組より習い、三番叟人形は六代目玉屋庄兵衛より買い入れました.
この山車は、阿久比町萩で使用されていたものでしたが、当地で3年間使用した後に下半田東組に売却されています.

大正8年(1919)に大工江原芳兵衛と山車彫刻新美常治郎(初代彫常)により新たに建造されたのが現在の山車です.

※なお下半田東組に売却された山車は、大正13年(1924)さらに南知多町大井浜組に転売され現存します.古式の知多型として貴重な山車でもあります.

平成2年(1990)、大幕や水引幕など新調.この大幕は彫刻師新美常治郎(初代彫常)によって描かれた赤法被の刺繍を元に作られています.

神明車の山車彫刻詳細

■山車幕

水引幕

「緑地に鶴の群舞の刺繍」
平成2年新調

大幕

「緋羅紗地に玉取姫と龍・飛龍の刺繍」 平成2年新調
初代彫常下絵の赤法被より

追幕

「鳳凰の刺繍」
現大井の山車

三番叟

六代目玉屋庄兵衛
大正5年

第6回はんだ山車まつり

第6回はんだ山車まつり

第6回はんだ山車まつり