99.12.2追加
南知多町の山海,その海水浴場から歩いて10分ほど山側に入ったところが西村地区です.農家の点在するのどかな集落の八幡社の秋祭りに山車が1台曳き出されます. 伊勢湾台風で倉が倒壊して山車が損傷を受け,山車祭りも中断していましたが昭和59年改修して再び曳かれるようになりました. この山車は,大正の末に岡崎市矢作町の上之切から購入した山車で,前檀を持つ形態は知多型に似ていますが,三河系の山車で堂山柱も10本ある大型の山車です.また,上山の柱も6本有するなど知多半島では見られない特徴が数多くあります. |
梶棒の上に板を乗せた舞台で 女子による舞いが奉納されます. |
前檀に手高欄はなく,朱塗りの 上山手高欄も,前山の屋根が 堂山の高欄より高くなっている ため中央で途切れています. 高欄幅に張られた水引幕や白 布などは知多半島では大府でも 見られます. |
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山車後部.非常に広い山車幅です. | 山車の大きさの割には小さい台輪 |
日の丸の旗を翻し八幡社を後にする. 日の丸は南知多町内海などの山車にも 見られます. |
[知多の山車館]−[南知多町山海地区] |