半田市下半田地区〜北組「唐子車」〜山車彫刻1

壇箱「唐子遊び」

立川常蔵昌敬 制作年 文政、天保年間

脇障子

「手長、足長」立川常蔵昌敬  文政、天保年間

脇障子という縦長の空間に巧みに配置された手長足長.古くは枕草紙に「清涼殿の丑寅の隅の北の隔てなる御障子は、荒海の絵、生きたるものども恐ろしげなる、手長、足長などをぞ描きたる(以下略)」とあるように御所清涼殿にも画かれていたようです.
中世にはすでに図柄として用いられていたようで、葛飾北斎はこれらの手長・足長に自らのイメージを加えて「北斎漫画」の第3巻と第14巻の2回にわたり描いています.
立川常蔵昌敬はこれをもとに脇障子「手長、足長」を彫ったと思われます.

蹴込「獅子に牡丹」

初代彫常

持送り「角つなぎ」

山車彫刻2