尾張の山車まつりへ [知多の山車館]−[小鈴谷]

知多の山車館〜常滑市小鈴谷「白山車」

04-03-27更新

 常滑市の南部に位置する小鈴谷は,かつて上野間・大谷・坂井等と小鈴谷町を形成していましたが,昭和27年に上野間を除き常滑市と合併しています.(上野間は美浜町と合併)
 この小鈴谷の海沿い,清酒ねのひで有名な盛田の工場近くに白山社が鎮座します.
祭礼に曳き出される山車は,大正7年阿久比村横松の大工江原新助から購入されました.この山車の履歴はわかっておりませんが,当初は彫刻も入っていなかったようで,その後約10年をかけて少しずつ加えていったといわれます.また,昭和29年,昭和63年の大修理を経て,近年も平成5年には大幕や水引幕も新調し現在に至っています.
 近在の上野間・坂井・大谷と多く共通性が見られ,半田に代表される知多半島東側とは異なる,独自の山車文化が感じられます.
山車の特徴
 白山車で特徴的なのはハンド綱が赤で,また元綱(曳綱)には純白のサラシを巻きつけています.また,前壇一対の提灯や大きな注連縄も白山車の特徴と言えます.

水引
「紺地に波に千鳥の刺繍」
平成5年新調
追幕
「鈴と波に千鳥の刺繍」
平成6年新調
上山水引平成5年新調
山車彫刻詳細 
平成15年祭礼
平成14年祭礼
平成13年祭礼
平成12年祭礼
平成11年祭礼


前山の注連縄は祭礼前に作られる

さらしが巻かれた曳綱.

鞘蔵は集落を見下ろす山の中腹にある
山車上山四隅の御幣は知多半島西海岸上野間・坂井・大谷で見られる


白山社境内でのお囃子披露

平成12年復元修理された獅子館

参考資料:常滑市誌,「小鈴谷白山社御祭禮」山崎稔幸著
また山崎氏からは資料,情報を提供いただきました.
Copyright(c) 1998-2003 nova OwarinoDashimatsuri All right reserved
尾張の山車まつりへ 先ほどのページに戻ります [知多の山車館]−[小鈴谷]